グラフィックデザイナーとは?
グラフィックデザイナーってよく聞くと思いますが、どういうことをやってるか知っていますか?
ざっくり言うと、平面にデザインしている人は、グラフィックデザイナーって名乗ってるんじゃないかなって思います。
まずは、デザイナーと言って、私が思い浮かべるジャンルは以下の感じ。
●ファッションデザイナー
●グラフィックデザイナー
●パッケージデザイナー
●プロダクトデザイナー
●インテリアデザイナー
●エディトリアルデザイナー
●キャラクターデザイナー
●テキスタイルデザイナー
パソコンの発展で新しくできたデザイン分野はこんな感じ
●Webデザイナー
●CGデザイナー
●UI/UXデザイナー
●3DCGデザイナー
それぞれの詳しい説明は、また次回に…
今回は、グラフィックデザイナーの日々の仕事内容をご紹介したいと思います!
【グラフィックデザイナーの仕事、その1】名刺作成
名刺作成は、アシスタントとして就職したら、絶対やらされる仕事じゃないでしょうか。
クライアントの企業さんの名刺デザインを依頼されるのですが、そういう場合は既に名刺のデザインはできているので、人の名前を変えるとか、肩書きを変えるとか。
一度に何十人もの名前を変えて入稿データを作るとかいう作業もあります。
それとは違って、新規の名刺デザインというのもあります。
今まで名刺がなかった、もしくは名刺デザインを一新したいというご依頼。
これは一からデザインしていくのですが、意外と名刺デザインって時間がかかります。
誰が聞いても知っているような有名企業さんは、ロゴと社名がスッキリ目立てばそれでいいので、まあまあ楽ですが、そうではないベンチャー企業や個人経営の店舗などは、やっぱり個性を出さないと名刺の束に紛れてしまうので、しっかり作り込みたいところです。
ベンチャー、個人経営の営業さんにおすすめ名刺
営業さんにおすすめ名刺は、やっぱり顔写真入り(もしくは似顔絵入り)です。
顔を覚えてもらってなんぼ。覚えてもらえなくても、親しみを持ってもらってこその営業職。
もしくは、めっちゃ売りの商品(サービス・技術)があれば、それをメインビジュアルにしてもいいですね。
レストラン、雑貨店、エステなど店舗におすすめ名刺
結構おしゃれな名刺(ショップカード)を持っていらっしゃる方がほとんどだと思います!
おしゃれなロゴをポンっとおいてシンプルに。とか。
だけど、お客様にとったら数あるお店の一つ。行く店、行く店でおしゃれなショップカードを持ち帰り、大切に残しておくでしょうか??
レストラン、雑貨店など、実店舗があって、お客様が個人の場合は、店舗の外観もしくは店内写真を使いましょう。そうすると、一度来ているわけですから、外観を見れば「あ、あの店だ」ってわかります。
もう一つ、大切に保存してもらうためには、クーポン的な要素を持たせるといいと思います。
例えば、ラインのQRを載せておいて、お友達になってくれたら次回はコーヒー1杯サービスとか。次の来店につながる仕掛けを持たせておくとよいと思います!
教室、セミナー講師におすすめ名刺
営業職と同じように、顔を覚えてもらうというのは、最低限必要な要素かと思います。
それプラス、どのようなジャンルであるか、も、とても大切です。
ピアノ教室ならピアノのイラスト入れるんでしょう?って思いますよね。
その通りです!
ただし、どんなピアノのイラストを入れますか?
例えば、生徒さんが子ども中心のピアノ教室であれば、柔らかい雰囲気のピアノがいいですよね。
それよりも音大を目指すような生徒さんを指導するような先生なら、格式ある雰囲気がいいのではないでしょうか?
大人が趣味で学ぶピアノ教室なら、スタイリッシュな雰囲気がいいかもしれません。
そこまで考えてデザインできるのが、プロのグラフィックデザイナー。
さらに、レストランと同じように、LINEのQRコードをつけておいて、友達追加してくれたらお試しレッスン無料などのしかけを持たせられるとさらによいと思います♪
名刺は渡して終わり。名前を覚えてもらって終わり。ではなく、
次へつなげる一歩になるよう、最大限工夫しましょう!
名刺のデザイン費はいくらくらい?
私の場合、名刺サイズ(55mm×91mm)の両面をデザインして30,000円(税別)です。
印刷費はどんな紙を選ぶかによりますが、100枚で3,000円〜です。
自分でネットプリントに入稿したいという方には、PDFデータでお渡ししております。(代理入稿はしておりません)
特に、起業したばかりという方にとっては、名刺を作りながら事業内容をアレコレ考えたり…ということもあると思います。そういう場合でも、しっかり最後までアドバイス&修正作業を行い、納得の行くデザインで納品させていただきます!
【グラフィックデザイナーの仕事、その2】WEBサイトの作成
WEBサイト全体をデザインすることもありますが、まず最初にまかされるのは、バナーの制作などのパーツ制作だと思います。
クライアントがネットショップをやっていたりすると、頻繁にバナー制作は発生します。
年間のキャンペーンの予定、季節のイベントに合わせたセールなど、計画を立てて作業していくと効率よくこなせて行けると思います。
デザイナーに仕事を依頼する時は、単品で依頼するより、年間でスケジュールを立てて、まとめて発注した方が、バナーひとつ当たりの費用も抑えられます。
WEBサイトの制作費はいくらくらい?
サイトの種類によりますが、ランディングページ1ページのみなら5万円〜
サイト制作なら30万円くらい〜が相場な感じがします。
サイト制作は、ページ数が増えるとその分費用も増えていきます。
気をつけていただきたいのが、とにかく安く作りたいという方。
制作者も人間なので、あまりに値切られると一生懸命作ろうという気持ちが削がれてしまいます。もしくは見えないところで手を抜いたりします。
あらかじめ、予算があるならそれを先に伝え、その予算内でできるかどうか相談しましょう。やはり会社よりも個人でやっている人に頼む方が費用を抑えることができます。信頼できるデザイナーを知人等に紹介してもらうのが一番安心できるんじゃないかと思います。
【グラフィックデザイナーの仕事、その3】WEB系広告の作成
自社のサイトに使うバナー以外に、広告に使う画像の作成も多い仕事です。
googleやyahooのいわゆるWEB広告で表示される画像の作成が今まで多かったですが、最近ではインスタグラム用の広告画像などの制作も多くなってきました。
インスタの場合は、スライダーで何枚かの画像を組み合わせてストーリーのある広告を作ったりもします。簡単な動画なら、adobe Animateで作ったりします。イラレのデータがコピペできるなど互換性があるので、おすすめです!
【グラフィックデザイナーの仕事、その4】パンフレットの作成
WEBサイトを新規で作成する、もしくはリニューアルすると、会社案内のパンフレットも作りたいというケースがよくあります。サイトの内容をまとめる感じのパンフレットなら、同じデザイナーに発注した方が費用も割安になりますし、一から打ち合わせする必要がないので手間も省けます。
パンフレット制作時に気をつけたいことは、どういったシチュエーションで使うものなのかということ。
例えば、営業マンが客先で自社をPRするために見せるパンフレットなら、やっぱりA4サイズがいいです。バーンと見開きで迫力のある写真なんかがあるといいですね。観音開きになるタイプも、開けた時に綺麗なビジュアルだと、とても印象に残ります。
A4サイズの会社案内は、取引額が高額になりやすい業種や、B to Bの企業さん向きだと思います。
これが、個人をターゲットにしているB to Cの企業さんだったりしたら、ちょっとコンパクトで簡単なものを用意しておくとよいかと思います。
手軽に持って帰ってもらえる、さらっと読んで理解してもらえる。というコンセプトで。
A4を3つ折にしたタイプや、複数ページが必要ならA5サイズくらいがいいかもしれません。
【グラフィックデザイナーの仕事、その5】ポスターデザイン
ポスターとは、概ねA3サイズ以上で壁などに貼ってイベント等の告知をするものですね。
デザインする時に気をつけなければいけないのは、離れて見ることが多いので小さな文字はあまり使わないように、遠くから見てもわかりやすいようにメリハリ(ジャンプ率の高い)あるデザインがいいと思います。
写真をメインに使う場合は、使用する写真の元データのサイズに気をつけてください。
使用するサイズに拡大した状態で、解像度200dpi以上は必要です。
最近のスマホやコンパクトデジカメでも大きなサイズの写真は取れますが、おそらくA3くらいが限界かなと思います。それ以上のサイズで印刷する場合は、一眼レフ等のプロが使用するようなカメラで撮影する方がいいと思います。
制作時はどこに掲示するかということも念頭にいれてデザインするようにしてください。
印刷では、屋外に掲示するのか、屋内に掲示するのかで紙を選ぶようにしてください。
屋外であれば、耐光性、耐水性のある紙に印刷すれば安心です。
以上、グラフィックデザイナーの仕事内容について、ざっくり説明いたしました!